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後期研修医の声

後期研修1年目の立場から

耳鼻咽喉科後期研修1年目の粟生憲和(あおう のりかず)と申します。

2019年に群馬大学を卒業後、群馬中央病院で2年間初期研修をしたのち、群馬大学医学部附属病院耳鼻咽喉科へ入局しました。シニア1年目で、まだまだ経験が足りないところではありますが、数多くのことを学び、充実した毎日を送ることができています。そんな私ですが、耳鼻咽喉科の魅力について語らせて頂ければと思います。

耳鼻咽喉科は、その名の通り、耳、鼻、のどの疾患をすべて診る診療科であり、それは内科系・外科系問わず診察・治療します。急性中耳炎の小児に抗生剤の投与を行ったり花粉症の方に抗ヒスタミン薬を投与したりといった内科的な側面もあれば、気道閉塞の危険性のある患者さんの気管切開を行ったり、耳・鼻・喉・唾液腺の腫瘍の切除を行ったりなど、外科的な側面もあります。内科も興味があるし、外科もやってみたい・・・という欲張りな方や、一つの症例を最初から最後まで診たいという方におすすめの診療科となっています。

群馬大学の耳鼻咽喉科の特徴として、指導体制がしっかりしていることが挙げられます。2021年度からチーム制を導入しており、上級医の先生と一緒に患者さんを診て、週に1度カンファレンスを行い全員で情報を共有しつつ適切な治療方針の検討を行います。外来や病棟の患者さんへの対応で困ったときには、いつでも相談できる体制が整っていますので、安心してください。また、手術に関しては1年目からでも執刀をさせていただいています。口蓋扁桃摘出術、内視鏡下鼻副鼻腔手術、気管切開術、顎下腺・耳下腺腫瘍摘出術…といった手術の執刀を何度も経験しています(もちろん上級医の先生にご指導いただきながら)。自分のスキルアップができている実感もあり、次はもっとこうしようとか振り返りつつ日々を過ごしています。

また、耳鼻咽喉科の先生方は、プライベートを尊重される方がほとんどであり、休日はしっかり休むことができます。現在コロナ禍のためみんなで飲みに行ったりイベントに参加したり、といったことは残念ながらできませんが、いつかみんなでスキーやキャンプなどのイベントを企画してやってみたいなと思っています。

私と同じように、耳鼻咽喉科の魅力に惹かれて入局してくださる新専攻医の先生方を、心よりお待ちしています!

 

後期研修2年目の立場から

専攻医2年目の峯村と申します。昨年は大学病院に勤務し、現在は前橋赤十字病院に勤務しています。市中病院勤務となり、外来診療の数や手術の執刀数もはるかに多くなりました。

耳鼻咽喉科の特徴としては、耳、鼻、咽頭、喉頭・気管、頭頸部腫瘍、めまい・平衡、嗅覚・味覚、音声・嚥下と分野が多岐にわたります。1年目は大学病院にてそれぞれの専門の先生から幅広い知識を得ることができ、若手の間から手術や手技を経験する機会が沢山得られます。また、臨床だけではなく、学会発表の機会も若手のうちからあり、指導も手厚く、アカデミックな視点を学ぶことができます。人数の多い医局ではないですが、方針に迷う際には上級医の先生に相談しやすい環境が整っている科だと思います。

当院耳鼻科に研修医の先生がローテーションくれましたのでなんとなくですが耳鼻科の雰囲気を見ていただければと思います。

初診外来の様子。部長直々の喉頭内視鏡所見のレクチャーです

手術日は週2日設定されています。扁桃摘出術の様子です(副部長指導です、緊張しますね)。

こちらも手術の様子(写真右の先生はせっかちですが助手をそつなくこなしていました)。

 

耳鼻科に少しでも興味を持ってくださった方はぜひ気軽に見学や研修におこしください。一緒に働ける仲間をお待ちしております。

 

 

後期研修3年目の立場から

後期研修3年目の矢島雄太郎と申します。

2年間大学での研修後、現在は富岡総合病院に勤務し、現在は2名体制での診療・手術業務を行なっております。

大学では悪性腫瘍や特殊な疾患を多く経験しましたが、市中病院ではcommon diseaseが多く、1日に診療する外来患者様の数は非常に多くなります。

市中病院としての役割として、悪性腫瘍等の専門的な治療が必要となる患者様を大学病院や専門病院へ紹介することで、最適な治療を提供できるよう橋渡しをするという側面もあります。

手術分野についても上級医の指導のもと、より主体的に関わり、任せていただく範囲も増えてきました。

 

現在は新型コロナウイルスの影響もあり病院全体、科としても最大限の感染対策を行い、患者様が安心して診療受けられる様な診療環境を目指しております。

 

学術面では1年目は頭頸部外科学会総会、2年目には日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会総会に参加させていただきました。

また、初めての論文執筆の際には右も左もわからなかった私ですが、論文の形式や作法について手厚くご指導いただき、なんとか形にすることができました。

 

入局先を迷っている研修医の皆さんも多いと思います。

もともと初期研修医の段階では、私は外科分野に対して苦手意識を持っていた人間の一人でした。

しかしいざ耳鼻科の世界に飛び込んでみると「とても手術なんて…」と感じていた苦手意識は消え、自身の関心の拡がり、食わず嫌いをしていたら知ることもなかったような経験とも出会えました。

また当科は上級医との距離が近く、気軽に相談しやすい雰囲気や丁寧な指導体制があり、苦手意識が新しいことへ挑戦する楽しさへ変わっていくのを後押ししてくれたと感じています。

 

群馬大学耳鼻咽喉科には、選んでよかったと思える魅力ややりがい、温かい医局の雰囲気が詰まっていると思います。

きっとどの診療科を選んでもやりがいや自身の興味のある分野が見つかると思いますが、ぜひ一度見学に来ていただき耳鼻咽喉科の魅力に触れていっていただければ嬉しいです。

皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

 

 

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