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お知らせ

第67回日本アレルギー学会

松山です。

先週は日本頭頸部癌学会、チャラ男の報告、今週は日本アレルギー学会、私の報告です。

現在耳鼻科を研修してくれている内田先生(あやつは入る!)の歓迎会が発表前日にあり、楽しくてついつい飲みすぎてしまい、朝がつらかったですが、しっかりと朝9時には幕張メッセにポスターを貼付。

たとえ前日に飲み会があったとしても、次の日の学会発表は問題なくできることを後輩達に示してやりました!

 

さて、当科からは私一人の参加です。

とは言っても、日本アレルギー学会は多科にまたがる学会ですので、現地では当院呼吸器内科診療科長の久田先生や、私と一緒にmepolizumab、benralizumabを用いた治療に取り組んでくださっている鶴巻先生にお会いしました。

もちろん、埼玉医科大学でお世話になった免疫学教室教授の松下先生や、当時免疫学教室で一緒に研究をし、現在は臨床に戻っておられる先生方にも久しぶりに会うことができました。

 

私は『T細胞からのIL-8産生はドーパミンD2様受容体アゴニストによって抑制される』と題し、報告してきました。

学会全体を通しては、耳鼻科呼吸器内科の慢性気道炎症、気管支喘息と好酸球性副鼻腔炎(ECRS)の病態や分子標的薬を使った治療が話題でした。

耳鼻科ではおなじみのアレルゲン免疫療法が小児科食物アレルギーに使われていることは興味深かったです。

私の見解ではありますが、慢性副鼻腔炎もnon-ECRS、ECRSだけでなく、今後はTh2IgE依存型、ILC2型、Th17型、ILC3型等々、いくつも分類に分かれてくると思われます。

また治療に関しても、mepolizumab、benralizumab、dupilumab、だけでなく、抗TSLP抗体や抗IL-33抗体等々、多くの薬剤が今後出てくるでしょう。

 

ポケベル、PHS、携帯、スマホ、SNSと我々のコミュニケーション/情報ツールが目まぐるしく変化してきたことと同様に、医療の進歩も変化していきます。

かつてダーウィンが言っていました。

『この世に生き残る生き物は最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ。』

変化に対応できる人間になりたいものです。

 

今週末は耳鼻咽喉科臨床学会。

そして、サッカー日本代表頑張れ!

 

 

このたびは出張させて頂き、誠にありがとうございました。

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