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お知らせ

IFOS DUBAI ENT WORLD CONGRESS 2023 学会記③

群馬大学の小さな巨人、御任です。

ドバイもいよいよ最終日。本日は松山先生と私の発表日です。

 

松山先生はなんと名誉あるRound speakerでの発表です!

会場はかなり広く、重々しい雰囲気が漂っており、いつも強気な松山先生の顔も、心なしか強張っているように見えました。

CRSwNPの治療のトピックであるIL-4/13受容体抗体について、実際の症例提示から始まり、基礎学や機序を絡めて、今後の治療の展望を期待させるような完成度の高い発表でした。海外の研究者達の中に紛れても、キラリと光る我らの兄貴の背中を見て、我々もとても誇らしい気持ちでした。

 

私は中耳領域では珍しいNeuroendocrine tumorの2例について発表しました。今まで海外ではポスター発表しかした事がなかったので通常のOralでの発表は初でした。

医師10年目となるとどうしても段々と日々の業務もマンネリ化してしまい、刺激を受ける機会が減ってしまいますが、このように新しいstageに挑むことで新鮮な気持ちを得られ、さらに意欲が湧いてくる事を感じました。いくつになっても挑戦していく姿勢を持ちたいものです。

 

全員の発表が終了し、帰国の便が深夜だったため、世界3大モールの一つドバイモールへ足を運びました。どでかいモール内には数々の高級ブランドショップが並んでいました。私はびびって手が出せませんでしたが、多田先生は見事に漢気を見せていました。さすがうちのエースです!

その後少し買い物した程度で私は疲れ果て、一刻も早く空港へ向かおうとしましたが、松山・多田に説得され、ドバイモール横にあるブルジュ・ハリファの夜間のプロジェクションマッピングを見に行く事となりました。

一言で言うと、本当に見て良かったです。こんな綺麗なプロジェクションマッピングを見たのは生まれて初めてで、誘ってくれた松山先生には本当に感謝です。見ないと一生後悔するとこでした。午前中には新たなことに挑戦してみようとやる気満々だったのに、すぐ疲れて空港へ行こうとする怠惰心。「怠惰心を滅する」が今年の目標とドバイで決めました。

このドバイ学会参加を通じて、腹を割って話ができ、耳鼻科の未来について語り合うことのできる仲間がいる私は本当に恵まれているなと感じました。それぞれ今後どのような道を進んでいくかは分かりませんが、群大耳鼻科で得た数々の縁は今後一生大切にしていきたいと思います。

最後になりますが、忙しい中快く我々を学会に送り出してくださった医局の先生方には本当に感謝しております。ありがとうございました。

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