耳鼻科１年目の萩原です。

３月３日～４日に大阪で行われた第28回日本喉頭科学会総会・学術講演会でポスター発表してまいりました。

初めての大阪駅で、梅田の地下街に迷い込み泣きそうになりました。いきなりの洗礼を受け、大阪はなんてところなんだと愕然としました。しかしホテルでお部屋のアップグレードがあり、大阪の夜景を一望して私は大阪が大好きになりました。

前置きもそこそこに。

喉頭科学会は音声・嚥下・腫瘍がメインではありますが、基礎系の発表も積極的にされており、様々な専門性・豊かな経験を持つlaryngologistによる活発な議論が行われていました。

どの発表も自分の知的好奇心をくすぐるような発表で、もっと自分も勉強したい、発表の場に立ちたい、とlaryngologyに魅了されてしまいました。

ただ、あまりの専門性の高い議論に対し、自分の知識のなさに対し大丈夫か心配になりすぎて、学会会場から逃亡して現実逃避していたのは内緒です。

実際の発表は質疑応答もなんとかこなし、今回の発表の反省もしっかりして今後の診療・学会発表に生かしていきたいと思います。

発表が終わった後には、巷でHOTな話題を提供している桂文枝師匠による「笑いは氣の藥」という特別講演がありました。講演を聞いているはずなのに、落語を聞いている感覚にとらわれました。いつか私もこんな学会発表をしたいです。

また、「落語家にとって医療の場はネタの宝庫」というお話もありました。

きっと落語家にとっては日常生活のすべてがネタの宝庫であり、私たち耳鼻科医もきっと日常診療の中に研究のきっかけがいっぱい眠っているはずです。より良い医療を行うためにも日常診療にも「なぜ？」と立ち止まれたらいいな、と思います。今はまだ生きているだけで精いっぱいですが、少しずつ成長していきます。

夜は近松教授とぷれじでんと千房で鉄板焼きとおいしいお酒を満喫しました。

おいしいあわび、おいしいフィレ肉…夢の時間です。ごちそうさまでした。