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お知らせ

気管食道科学会からの専門医講習会@大阪/神戸

近松です。

秋の学会シーズンがまだまだ続いております。

11月8-9日は気管食道科学会@大阪、そして11月11-12日は日耳鼻専門医講習会@神戸のため11月8日から12日まで4泊5日の関西滞在で、ちょっとした海外の学会のようで疲れました。

今回の学会参加は、私のみでしたのでこんな写真になってしまいました。

 

気管食道科学会は、耳鼻咽喉科単独の学会ではなく、食道外科、呼吸器外科、呼吸器内科などの医師も参加する診療科横断的な学会です。

耳鼻咽喉科領域も下咽頭~食道がん、胃酸逆流症、異物、嚥下障害など多科との横断的な取り組みが必要な疾患があり、他科の考え方や治療アプローチを勉強する良い機会となります。

今回は一日だけの参加でしたが、座長業務以外に睡眠時無呼吸症候群などのパネルディスカッションを聞きました。

しかし、その内心は次の専門医講習会で担当する講習のスライド作成をやらなければ!ってことでかなり焦っていました。

そうは言っても、お好み焼きと串焼きはちゃんと堪能しましたが・・・。

 

ところで。

私にとって、関西に来た時のちょっとしたストレスはエスカレーターの右立ちか左立ちかです。

群馬をはじめ、東京は左に立ちます。

右は歩く人のために空けられています。

ところが、大阪・神戸に行くと、皆さん右に立たれています。

梅田や三宮のような人が溢れている地域では、いつもの感覚でうっかり左に立っていると「おいおい、邪魔だよ!」的な視線を感じます。

名古屋は左立ちなんですが、どこから右立ちになるのか?

京都あたりが移行帯なんでしょうか?

不思議なことに福岡に行くとまた左立ちに戻ります。

確か広島も左立ちだったような・・・。

これって関西に来るたびに軽いストレスになっているので、ネットで調べたら、大阪万博の時に、マナーとして「左側を空けてください」と宣伝したことが由来らしい(本当かな?)とのことです。

次の大阪万博の時には是非「右側を空けてください」と宣伝して欲しいものです。

 

さて、学会終了後いったん群馬に戻るという選択肢もあったのですが、翌日また神戸に出てくることを考えるといたずらに新幹線に乗っては時間と体力を無駄に消耗するだけという判断で、10日丸一日かけて大阪から神戸に移動(電車で20分でした)しました。

ホテルでスライド作成をやろうと目論んでいたのですが、神戸のホテルのチェックインは午後3時からと言うことで、がっくり⤵⤵⤵。

しかたなくホテルのロビーでずっとあーでもない、こーでもないと講習会のスライド作成することになってしまいました。

ホテルのスタッフからエスカレーターに左立ちしている人を見るような視線を感じましたが、気にするほどの余裕はありませんでした。

 

11日朝は、朝いちから講習会に行きましが、講習の単位を求めて相変わらず人、ヒト、ひと、です。会場は隙間なくびっしり人が座っていて、体の弱い私には2つを聞くのが限界でした。

さて、私の講習はこの日の最後でしたが、担当した癌の遺伝子診断の講習は開業の先生方には耳にする機会もほとんどなく、きっと難しかったのではないでしょうか?

医学部の学生講義で使うスライドまで駆使したのですが・・・、演者の努力に免じてお許しくださいm(_ _)m

総会と並んで、この専門医講習会は全国からたくさんの方が来られるので、思わぬ方にお会いするという楽しみがあります。

今回も熊本大学や山梨大学の医局で一緒に働いた先生方に多数お会いできて、とっても懐かしかったです。

 

1日目終了後に、国立成育医療研究センターの守本先生、淡路島で開業されており小児耳鼻咽喉科(の重鎮?)で大活躍の香山先生、東京大学の二藤先生、私の4人で、香山先生お薦めの焼肉を食べに繰り出しました。

焼肉の匂いが・・・ってことで、私と二藤先生はスーツ脱いで、ネクタイ外して入店です。

今回は、話の流れから守本先生と香山先生のベテラン女医さんから、女医さんへの対応の仕方についていろいろと厳しく、かつありがたいご指導・ご鞭撻を受けました。

美味しい焼肉とお二人の熱のこもったお話(説教?)に聞き惚れてしまい、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。

二藤先生、どうもお疲れさまでした。

 

翌日は守本先生と二藤先生はダブルで講演でしたので、参加の3名+欠席1名の写真を苦肉の策として掲載します。

卒業写真撮影に欠席した学生みたいですが、ご容赦ください。

 

守本先生は最近絵本の監修もされているようです。

本の帯には

「NHK「すくすく子育て」でも活躍、国立成育医療研究センター耳鼻咽喉科医長守本倫子先生 監修・推薦! ! 」

と書いてあります。

ご興味のある方はお手に取ってみてください。

今回講習会に併せて行われた会議で、2018年の耳鼻咽喉科のキャッチコピーは、

Hear well, Enjoy life ―快聴で人生を楽しく―

となったそうです。

私も両先生のありがたいお話しをよ~く聞けたので、きっとこれからの教授人生がますます楽しくなると信じたいです。

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