シニアレジデントの西岡です。
2017年9月15日~9月16日に開催された第23回日本摂食嚥下リハビリテーション学会に参加して参りました。
場所は幕張メッセです。夢の国より少し先。
初日の朝一番のシンポジウムは坂倉先生が座長を務める「摂食嚥下に関連する手術とチームアプローチ」でした。
当科からは紫野先生が演者として「誤嚥防止手術(気管弁法)の適応と実際」というタイトルで発表されておりました。
さすが紫野先生です。スライドがシンプルかつ見やすく、解説もわかりやすく大変勉強になりました。
研修医2年目に耳鼻科を回ったときにこの手術を見学させていただいたのを覚えております。
機能改善手術を目の当たりにして感動した記憶があります。
11時頃までシンポジウムを拝聴して自分の発表へ。
全国学会での口頭発表は初めてなので、自分の発表開始時刻の15分前に来れば良いことを朝からスタッフさんに何度も確認し、会場に向かいました。
いざ会場に着くと、入り口に人だかりが!
中に入れない!!
仕方ないので、入り口にいたスタッフさんを捕まえて何とか人混みを掻き分けて中へ。
参加人数がかなり多い学会だと聞いていたので、セッション開始前に来たほうが良かったと反省しました。
「NG-tube咽頭交差挿入の嚥下機能に対する影響」というタイトルでの発表でした。
初めての統計でしたが、坂倉先生のご指導と秀先生の講義スライドを参考に、桑原有紀先生に励まされつつ四苦八苦しながらまとめました。
お陰様で恙無く終えることが出来ました。
この日の夜は渋川の嚥下チームの先生主催の屋形船にお邪魔させていただきました。
屋形船は初めてでしたが、案外揺れないものでした。
夢の国と葛西某公園の観覧車を借景した、優雅な一時でした。
翌日は桑原有紀先生の発表へ。
「嚥下内視鏡検査(VE)におけるホワイトアウトの正常値の検討」についての発表でした。
嚥下内視鏡検査時のカメラの先端の位置についての議論が熱くかわされておりました。
当院STさんのポスター発表(という名の営業)を見て、帰路に付きました。
去年、前任地の病院で手探り状態から勉強を始めた嚥下分野ですが、今回学会に参加して多くのことを学ぶことが出来ました。
明日からの診療に活かしていきたいです。
最後に、重症患者が多い中、快く送り出してくださったチームの先生方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。