群馬大学耳鼻咽喉科助教の新国です。
1月25日~26日に、宇都宮で行われた第28回日本頭頸部外科学会総会ならびに学術講演会に参加してきました。
群馬大学耳鼻咽喉科関係の参加者としては近松教授、紫野助教、学生実習中の医学部5年生のお二人、そして私でした。
第一日目に紫野先生の「顎下腺乳腺相似分泌癌の一例」の発表がありました。
唾液腺悪性腫瘍の病理組織学的分類の新しい概念で、その特徴を詳細に報告されていました。
Hotな話題で、発表の群には乳腺相似分泌癌に関しての発表が複数ありました。
また、自分は他の演題や手術手技セミナーなどで勉強させていただきました。
特に内視鏡下頭蓋底手術の発展には目を見張るものがありました。
夜は楽しみにしていた、宇都宮餃子です!
なんといっても宇都宮なので、いくつも人気店がありますがが、どこも行列になってしまうようです。
我々は語らいのためにある程度長居したいとも考えていたため、餃子専門店ではなく、地域で人気の中華料理屋にしました。
非常に大きい餃子で、まるで小籠包のごとくお肉がいっぱい詰まっていました。
焼き餃子と水餃子をビール(コーラの人もいましたが)とともに堪能しました!
おなか一杯になって帰宅し、翌日の発表に備えました。
二日目には、私の発表がありました。
「重粒子線治療を行った篩骨洞原発腸管型腺癌の一例」という演題で、病理学的に珍しいタイプの鼻副鼻腔悪性腫瘍に関する症例報告です。
群馬大学の特色の一つである重粒子線治療を行った報告はこれまでのところ無く、治療効果が良好であったことや、転移性疾患との鑑別のポイントなどを考察し、報告いたしました。
その後、書籍コーナーや機器コーナーなどを見学し帰路につきました。
新しく得た知識も多く、とても有意義な学会でした。
出張させて頂き誠にありがとうございました。