アニョハセヨ!!井田です。
今回、兼ねてより興味のあったロボット手術(Transoral Robotic Surgery:TORS)の勉強のため、夏休みを利用して韓国 ソウルのYONSEI UNIVERSITY/SEVERANCE HOSPITALで行われたINTERNATIONAL ROBOTIC SURGERY SYMPOSIUM(IRSS)に参加してきましたので、早速ですがリポートさせて頂きます。
僕にとっては初の海外学会、しかも一人海外旅行であったこともあり、期待と不安でいっぱいでしたが、なんとか会場へ到着。
YONSEIは私立大学であり、日本でいう慶應大みたいな感じだそうです。
病院も大きく、立派です。
院内の作りはモダンで、まるで高級ホテルのような印象を受けました。
以前にSan Diegoへ秀先生を訪ねた際に見たアメリカの病院に近い感じで、隣国でありながら日本との違いに少し驚きました。
さて、肝心の学会ですが、韓国を初め世界各国の著名な先生方から、TORSについての貴重な口演を聞くことができました。
多くの発表は中咽頭癌の原発切除におけるTORSの有用性が観点となっていました。
また世界初、最新型Da Vinci Spを用いたLive Surgeryにも参加させて頂き、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
会場では実際にDaVinci SPを操作することもできました。
確かに、良好な視野で繊細な動作ができる印象でした。
このDa Vinci、時代と共にDa Vinci S→Si→X→Xi→SPと新型が発売されていますが、なんか、、iPhoneみたいですね。
本邦でも泌尿器科領域や婦人科領域を始め、DaVinciを用いたロボット手術が行われていますが、残念ながらまだ頭頸部領域では保険適応が通っていないため、なかなかお目にかかれるものではありません(僕も今回始めて見ました)。
非常に貴重な経験をさせて頂きました。
今後、本邦でも頭頸部癌に対してロボット手術が普及する時代が来ることを期待しています。
医療の世界は日々進歩しています。
今回のロボット手術を初め、新しい技術や治療が患者さんの元へ届き、多くの人を救えることを願って、今回の報告を終わります。
長文失礼いたしました。サランヘヨ!!