管理人の秀です。
当科の近松先生はがん免疫関連の基礎研究を専門としています。
近年、免疫チェックポイント阻害薬の適応拡大により、がん免疫療法は広く世間に知られることとなりましたが、実はその歴史は古く、昔から多くの研究者が研究に取り組んできました。
近松教授もその一人で、近松研究室は全国でも数少ない、頭頸部がん免疫研究を専門とする研究室です。
近松研究室では、この春より2人の新人大学院生を迎え、現在4人の大学院生が基礎研究に取り組んでいます。
また、最近では松山先生を中心に、気道アレルギー研究にも取り組んでいます。
近年、喘息治療を中心に気道アレルギー制御の新たなアプローチが臨床応用されつつあり、がん免疫療法とともに、ホットな分野となっています。
大学院3年生の多田先生は、国際学会での発表もすでに3回経験したベテラン。
新人大学院生に、実験手技を指導してくれる頼もしい存在になりました。
循環がん細胞に関する研究で成果を上げており、学位論文の完成に向け、日々実験に取り組んでいます。
新人二人もそれぞれのテーマを持ち、実験に取り組む日々が始まりました。
臨床業務と並行しながらの研究は大変ですが、未知の事象を探求する研究の醍醐味を味わってもらいたいと思います。
先輩のお手本を見たあとはいざ挑戦!
基礎研究、臨床医にとって最初はハードルが高いものですが、実験手技も手術と一緒で反復練習すれば習得出来ます。
難しいのは、いかに意義のある研究をデザインできるかという発想力を磨くこと。
研究にゴールはありません。
当科では、患者さんのご協力のもと、臨床検体を用いた研究にも取り組んでいます。
貴重な検体を提供してくださる患者さんに、この場を借りて御礼申し上げるとともに、医学の発展に寄与できるよう、今後とも全力で研究に取り組んでまいります。
今後とも、近松研究室をよろしくお願いいたします!