松山:アメリカ滞在二日目。
朝、6時には起きて学会会場へ。
一光は朝、走ったらしい。
学会会場に向かう途中、シカゴで有名らしい銀のモニュメントで記念写真。
つなぎ目がなく有名らしいが美術作品に興味のない私はミーハー気分で撮影。
御任:んー、恐るべきシカゴピザ。
PPI(胃薬)の健闘も虚しく、貧弱な私のstomachはもたれてしまい、時差ボケの影響もあり、朝4時に起床。
どうせなので、近くのパークをジョギング!
早朝なのにもう走っている人達の姿が。
皆爽やかなアスリートの顔つきです。
アメリカの脂にやられた胃腸貧弱な小人も、ここで気持ちのいい汗を流しました。
松山:会場に着き、拙い英語で参加登録完了、早速ハンズオンセミナーに参加しました。
ハンズオンセミナーは、3社の内視鏡メーカーの共催で、ホテルの一室にカダバー(御遺体)を持ち込み、最新の機器を用いた手術研修ができます。
海外はホテルにカダバーを持ち込んでしまうのですから、驚きますよね。
我々が参加した会社のハンズオンは3社の中で一番しょぼく、残念ながら機器を触らせてくれる程度でした。
でもこれ、内視鏡がコードレスなんですよ。
すごいですよね。
他2社のカダバーを用いた研修は、事前の申し込みが必要とのことで、我々は後ろから見るだけでした。
そんな制度がわかったことも収穫です。
御任:日本では中々できない、fresh Cadaverを用いた実践的なESSのhands-onセミナー。
ホルマリン処理された場合よりも、粘膜の見た目や硬さが実際の症例に近く、経験出来ず残念でした(写真は模型を用いて練習している様子です)。
次回機会があれば是非体験したいです。
また日本ではやっていない、外来での副鼻腔自然孔バルーン拡大処置なども見ることができ、海外との違いが新鮮でした。
松山:ハンズオンセミナー後は学会講演へ。
この学会講演も印象的。
アメリカ人はやはり学会もフランク。
ときおり、アメリカンジョークが飛び、会場に笑いが起こります。
俺と一光は意味が分からず無顔。
アメリカンジョークの一つや二つ言えないと、アメリカでオーラルは厳しいと感じました。
演者がシンポジストに「この段階で診断はなんだと思いますか?」と質問。
シンポジストが「そりゃ、難しいな。ここから歩いてロスに行くぐらい難しいよ。」会場がドッと(笑)てな感じ(本当にそう言っているかは知りません)。
日本人には何が面白いのか、わかりません。。。
臨床学会ですので、手術や症例報告はだいたい何をやっているかわかります。
ただ語学力の低さから英語で議論することなんてほど遠く、細かく理解することすらできません。
当科の多田先生も以前言っていましたが、語学力は大事ですね。
御任:松山先生は上記のように言っていますが、最終日になるとかなりアメリカナイズされており、自分でもアメリカンジョークを連発していました。
本当に影響を受けやすい可愛い先輩です。
何はともあれやはり語学学習の必要性はひしひしと感じました。
松山:学会後は、教授おススメのMJステーキに行ってきました。
ステーキと3種類のマッシュポテトは絶品でしたよ。
その後、慈恵医大、関西医大、東北大の先生と合流。
下の写真はその時のものです。
慈恵医大鴻教授、関西医大朝子教授、慈恵医大森先生は存じておりました。
昨年度まで太田にいた鄭先生もいらっしゃいました。
慈恵、関西医大ともに若い先生も多く参加されていて、耳鼻科2年目の先生も来られていました。
群大の若い諸君!負けられませんね。
御任:他病院の若い耳鼻科医と話すことで得られる刺激があります。
やはり限られたコミュニティに留まらず、どんどん外の学会や研修会等に出て、新たな刺激や風を取り入れることが大事と感じました。