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お知らせ

Rhinoworld 2019 in Chicago その5

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松山:

今回、実際に国際学会に参加させて頂き、みなさんが言うように得るものがたくさんありました。

海外の細かな診療の技術は理解できませんでしたが、診療の多様性が大事なこと、自分の診療技量は世界的にも引けをとらないこと、研究の方向性が間違っていないこと、語学力が足りないこと、他大学医師との交流、最先端機器、等々。

また、遠い異国の地では、街中で知らない人が話しかけてきたり、店員やホテルスタッフがあり得ないぐらい不愛想だったり、他文化に接することができました。

一光は食事オーダーの際や、朝ごはんの調理の仕方を聞かれた際、おばちゃんにメチャクチャ怒られたり、睨まれていました(笑)

 

さて、最後にまじめな話もしないとですよね。

 

私はリベラルアーツ=一般教養というものが非常に大事だと思っています。

歴史、政治、経済、文学、等々のリベラルアーツが高い人間は、医者に限らず、その人間の人間性(性格は別ですが)能力が数倍、数十倍も高いです。

そのため、医学知識を多く得ることよりも、リベラルアーツを多く得ることを非常に大事にしています。

 

『すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる。すぐに役に立たないことは、後に長くずっと役に立つものになる。』

今回のシカゴ学会で得たものは、明日からの診療に直接役に立つものはありませんが、ゆくゆく必ず、自分のためになっていくものだと思っています。

 

来年2020年はギリシャで行われます。

IRS、ERS、ISIANの共同開催です。

2021年はロシア、2022年はブルガリアだっけかな?

2023年はなんと東京開催が今回の学会で決定しました。

慈恵医大鴻先生が会長をやられるようです。

来年も演題が出せるように頑張っていきたいと思います。

 

学会参加にあたり、病棟・外来で診療をしてくださった医局員の先生、日頃ご支援してくださっている同門会の先生に、この場を借りて感謝申し上げます。

 

松山敏之

 

御任:

私も医者8年目。

それほど大した事でなければ大抵の事はできるようになり、外来・入院業務・手術等、日々を漫然と過ごしてしまうことも多いのが現状です。

医師という道を選んだ以上、日々勉強・鍛錬に勤しみ、質の高い医療を提供したいという気持ちも、もちろん常に持っています。

でも根が怠け者なので、負荷をかけないと自分に甘えて、中々新しいことにもチャレンジもできません。

 

今回の海外発表は、そんな日々に一つのスパイスになったかと思います。

何か特別なことをしたわけではなく、準備もそれほど大変ではありませんでしたが、シカゴに行って得られた刺激がありました。

 

常に新しいことに挑戦し、新たな知識を吸収し、刺激を受ける事が自分を成長させ、医局全体の活性化やレベルアップに繋がると思います。

色々な事に対して、自分でハードルを上げずに、どんどん海外発表に行ってみたり論文書いたり研究したりして、走り続けていけたらいいなと思います。

そんな事を改めて気づかせてくれる海外学会になりました。

…すみません、ちょっと(だいぶ)カッコつけました。

こんな調子の良い事書くと、近松教授に論文作成や研究のプレッシャーをかけられそうです(笑)

 

最後になりましたが、半ば強引に私をChicagoに引っ張って行ってくれた松山先生には感謝しています。

海外で私がほぼ全て手配したことにも色々と文句を言ってきましたが、まあ総じて頼りになる可愛い先輩です(笑)

こんな風に新たな事へのきっかけを作ってくれたり、遠慮なく色々な事を言い合え、適確なアドバイス等もしてくれる上司の一人であり、私は恵まれているなと思います。

 

また私の不在中の業務をフォローし、学会に快く送り出してくれた諸先生方、日頃より学会活動をご支援くださっている同門会の先生方に、心より感謝申し上げます。

 

御任一光

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