HOME > お知らせ > 新着情報 > 学会報告 > 第60回日本鼻科学会

お知らせ

第60回日本鼻科学会

どうも、松山です。

 

学生時代、部活動でよくグラウンドを走らされました。監督から「ラスト5周!!」など言われ、あと3周、あと2周と心の中で数え、ゴールまで自分の体力の限界まで追い込み走っていました。ゴールが見えた頃に「ごめん、やっぱりあと2周だった。」なんて言われたら、誰でもえーーってなりますよね。

 

感染者が減らないから先延ばしになるのは仕方ないけど、その間何やっていたんだよ!ってなりますよ。本当に組織の上に立つ人間は統率力と行動力が大事だなと思いますね。

 

さて、いまや誰もが発令者に信頼を置かない緊急事態宣言。そんなCOVID19感染拡大による緊急事態宣言が出ている中ですが、第60回日本鼻科学会に参加してきました。不要不急の県外移動を自粛されていますが、今回は若手奨励賞に応募しており、受賞対象が現地発表必須でしたので、大学側に許可をいただき、万全の感染対策をし、行ってきました。

 

場所は滋賀の琵琶湖の畔で行われました。

今回の鼻科学会はAsian Research Symposium in Rhinology(ARSR)と共同で行う予定でしたが、COVID19の影響で海外の方はみなオンライン参加となっています。

 

私は『シングルセル解析を用いたdupilumab投与前後での末梢血リンパ球の網羅的プロファイリング』と題しまして、昨年鼻科で発表したECRSに対するdupilumabの臨床効果のデータを基礎免疫学的視点からアプローチし、その結果を報告いたしました。当科の得意とするmass cytometryやflow cytometryを用い、dupilumab投与前後の患者さんのTh細胞サブセットやILC2の動態を解析しています。

残念ながら奨励賞受賞とはなりませんでしたが、AllergyやJACIに載るような研究者の中で発表できたことは非常に良い経験となりました。次回以降、また頑張りたいと思います。

 

 

COVID19感染者も落ち着きを見せ、緊急事態宣言も9月末で明けますね。今回の宣言明けはワクチン接種率が60%近くなってからのものですので、今までの宣言明けとは違うものになります。感染者が完全にはいなくならないと思いますが、また変異株による感染者増加にならないといいですね。

 

私個人的には10月に子供の運動会があり、入園式以降、初のイベントです。オリンピックよりも盛り上がっているイベントなので、開催されることを祈っています。

『止まない雨はない』『朝がこない夜はない』『嫌なことがあっても良いことがある』先人たちのこのポジティブな言葉を胸に、みんな頑張っていきましょう!

 

こんな時勢で本出張を支援してくださった医会の皆様、同門会の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 

松山敏之

トップへ戻る