どうも、久しぶりにブログを書かせて頂きます、井田です。
第2回日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会@弘前へ参加させて頂きましたので、ご報告です。
直近の地震の影響で東北新幹線の運行・ダイヤに不都合が生じたため、飛行機で弘前へ向かいました。
青森って、初めて行きましたが、、、とっても遠いんですね(汗)。昼に出発、乗り継ぎやらなんやらで、ホテルに到着したのは21時。また関東とはやはり温度感が大分異なり、コートにマフラーの装いでした。
弘前は桜が有名で4月下旬から5月上旬には桜祭りが開かれるとの事ですが、あいにく桜はまだ満開とはいきませんでした(写真:弘前城公園の桜)。
さて今回の学会、当科からは座長として近松先生、また演者として松山先生、多田先生、御任先生、井田が参加、ラボ総動員で発表です。
松山先生は奨励賞応募演題として、dupilumab治療における末梢血リンパ球の網羅的プロファイリングについて発表されました。奨励賞の会場は初めての経験でしたが、審査員の先生が複数人目を凝らしていらっしゃったり、会場も大きくたくさんのオーディエンスがいる中、質疑応答のレベルも非常に専門的で高いものでした。そこで堂々と発表する松山先生はさすがの迫力でした。自分もいつか奨励賞のステージで発表することを夢見ると共に、恐れも感じた一幕でした。
多田先生はテーマセッションにてニボルマブ治療における頭頸部扁平上皮癌患者の末梢血Tリンパ球の動態と予後について発表されました。今最もホットなエリアの話題ですので、会場からも活発な質問がなされました。そしてなんと本発表はテーマセッションの優秀賞を受賞されました!!さすがの一言です。ラボの先輩方のレベルの高さを思い知らされました。多田先生、おめでとうございます。
僕と御任先生はコロナの影響もあり、大学院生として初めての基礎系学会での発表の機会となりました。僕は頭頸部扁平上皮癌におけるtissue resident memory T cellについての臨床的・生物学的意義について、御任先生は癌微小環境におけるエクソソームの働きについて、それぞれ大学院で研究しているテーマについて発表させて頂きました。
基礎系学会はどことなく普段経験していた臨床系の学会とは異なり、アカデミックな雰囲気を感じましたし、発表もドキドキハラハラで、非常に新鮮なものでした。一般演題に対しても多くの質疑を頂き、それを通して別の視点から研究を考え直したり、新しいアイデアにもつながる非常に実りある学会となりました。
大学院生として、今回の発表内容や現在行っている実験系について更に考察し、しっかりと論文化、形にして卒業を目指したい所存です。
最後になりますが、学会留守中の病院業務を支えてくれた先生・スタッフ方、また同門の先生方に深く御礼を申し上げます。
(写真:青森らしいポスト)
(写真:ねぷた(青森市では”ねぶた”、弘前市では“ねぷた”と呼ぶそうです))
井田 記