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第125回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会  報告記

こんにちは。耳鼻科入局十数年の多田です。今回のブログは私の担当です。今回は第125回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会に参加して参りました。特に国内学会なので、最終日帰ろうと思って乗ったエレベーターが【下り】でなくて【上り】で10階の学会会場にスーツケースで戻るという謎な行動をした以外のトラブルはありませんでしたので、真面目な学会報告記です。

まず、木曜日の午後、International Sessionであい駒形クリニックで当科の研究医員である髙橋秀行先生の『Single-cell RNA sequencing revealed the enrichment of activated ieILC1 in HPV-positive HNSCC』の発表がありました。非常に素晴らしい発表で英語の受け答えも完璧でした。土曜日の午前中には、松山敏之先生の『好酸球性副鼻腔炎非手術症例に対するdupilumab効果の検討』ということで今までの多数の臨床経験から得た知見を発表され、ほぼ同時刻に私が『免疫チェックポイント阻害薬治療における新規末梢血マーカーの探索』ということで発表しました。また、ポスター発表では群馬県立がんセンターの清水祐理先生が『自覚症状に乏しく診断に苦慮した頭蓋底骨髄炎の1例』をポスター発表され、診断に苦渋した症例について大変わかりやすく発表されておりました。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会総会・学術講演会は、その名のとおり総会でもあり、発表分野も多岐にわたっています。臨床セッションも多く、手術セッションも毎日行われていました。私は、慢性中耳炎や鼻の手術のモーニングセミナーに参加しましたが、朝から臨場感あふれる手術動画を供覧し、発表前に心拍数爆上がりしてしました。非常に勉強になりましたが、朝から心臓によくなかったです。

また、本学会は耳鼻科を志す学生、研修医の先生対象のセッションもたくさんあり、群馬からも多くの学生、研修医の先生方が参加してくださいました。木曜日の夜の懇親会では医局関係者よりも学生・研修医の先生の参加の方が多いという大変嬉しい会でした。参加された学生・研修医の先生方にとっても楽しい時間になっていましたら幸いです。幹事の河本先生、松本先生ありがとうございました。

次の日は、研修医の先生と青園先生、松本先生、清水先生、私で女子会ランチをしました。私が入局する前、医局の上級医の先生が学会の合間に私をエステと中華ランチに連れていってくれたことを思い出して企画したこの女子会ですが、参加された先生方にとられまして、かつての入局前の私の思い出と同じような記憶に残る時間になればこれ以上嬉しいことはありません。

話は変わりますが、私、学会期間前後は発表の準備と論文の修正作業で、心ボロボロのストレスフルな毎日を過ごしておりました。しかし耳鼻科を考えてくれているたくさんの後輩たちのキラキラした存在が非常に頼もしく、眩しく、忘れかけていた初心を一瞬思い出し、心清らかにお土産を爆買いして大阪を離れました。

最後に学会参加にあたって、多くの医局の先生方、同門会の先生方のご援助賜りまして感謝いたします。本当にありがとうございました。

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