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お知らせ

4th New Horizons in Immunotherapy for Head and Neck Cancer @Newberg, Oregon Part 1

近松です。

8月16-17日まで、4th New Horizons in Immunotherapy for Head and Neck Cancerに参加してきました。

今回は、学会ではなくて講習会です。

 

 

6月でしたか、講習会の案内をネットで知り、その魅力的なプログラムに興奮して、行こう!と決めました。

さて今回の学会報告記は3部構成でお伝えします。

 

Part I. 会場までの遠い道のり

第一のハードル(国際電話:International call)

非常にマイナーな講習会のようで、事前登録はネットでやれたのですが、会場のホテル予約はネットでちゃっちゃとできませんでした。

今回、会場のホテルは講習会割引があったのですが、案内状には、以下の文がひっそりと書かれていました。

To make a room reservation, please call the hotel directly at 503-554-2525 or 877-294-2525. Reservations will not be accepted on the hotel website or thorough third-party channels.

要は、講習会割引を受けるなら、ホテルのウェブサイトや他の旅行サイトなどからは予約できない、電話オンリーってことです。

Google mapを見てみると周りにはホテルは皆無、ということはここに泊まるしかありません。

電話オンリーって今時どうなのよ!アメリカなのになぜ?しかも海外!時差もあるし、もしうまく伝わらなかったら・・・と嫌な予感しかしません。

なんとか特別扱いをしてもらおうと淡い期待を抱いて、予約が難しいってメールしてみたけど、案の定No response.

というわけで、意を決してある日の土曜日に時差を考えて国際電話。

May I help you?から始まり、しどろもどろでお話ししました。

1泊目は今回の講習会の特別レートは売り切れと言われ(多分そういわれたと思う)、しょうがなく正規料金で、残り2泊を講習会レートで予約しました。

 

実はそこからが大変です。

私の氏名から、住所、クレジットカードナンバー、e-mail addressを、と言われる。

Kazuaki Chikamatsuって通じると思います?

アルファベットを一つずつ、K as in King (KingのK)のように伝えないと絶対私の発音では通じません。

特にz, u, m, cなどは難関です。

z as in zebra, u as in umbrella, m as in milk, c as in Charlieなどと伝えていく。

先方も多分初めて聞く名前でしょう。

Kazuskiか(ロシア人ではないんだけど)?やKashu-ruか(中東の人ではないんだけど)?など・・・。

名前が正しく伝わらないとその後のクレジット情報も伝えられない。

e-mail addressも、gunmaなんてnmと続くしで、通常ならものの数分で終わる手続きが、数十分かかったのと思います。

予約番号を伝えると言われて、これを確実にゲットしておけば・・・と思ったら、数字とアルファベットの羅列で、今度はそれをきっちり聞き取らなければなりません。

更に数分かかる始末・・・。

実際ホテルに到着して、check-inまで本当に部屋が確保できているのか?

ずっと一抹の不安が付きまとっていました。

 

第二のハードル(時間との戦い:A race against time)

さて、出発当日、外勤先から成田へ、シアトルにまず飛びました。

乗り換えは2時間40分あり、十分だとたかをくくっていた。

飛行機は予想通りの30分の遅れ、まあ2時間はある。

飛行機を降りて、気温(17℃)と湿度の低さにアメリカに来たなと、一瞬心地よさを感じて、入国審査へ一目散・・・

と角を曲がるとロープが張られて通せんぼ、長蛇の列!

どうしたこれは?なんでも入国審査が激込みで、少しずつ通しているようだ。

乗り換えするし、2時間もないと係員に詰め寄るが、NOの一点張り。

 

そこで待つこと30分であろうか、ようやく入国審査へ。

そこでもまた長い列、入国審査もなんで来た?からいつまでいるのか?更には入国の際のパスポートコントロールの機械を2回通っていないかなど、いちゃもん?つけられて、おいおい通してくれよ状態です。

1回しか操作していないし、終了画面も確認したと言ったら、何とか通してくれた。

その後、荷物をピックアップ(当然荷物は既にターンテーブルを廻っている)して、税関通って乗り継ぎカウンターに預けて、シアトルからポートランドまでのチケットをカウンターで発券してもらった。

この時の乗るべき飛行機の搭乗時間まであと30分。

間に合うのか?と係員に聞いたら、Could beといい加減な返事、再び保安検査場へ・・・。

はあぁ、なんと長蛇の列再び。

いらいらと焦りで喉からから。保安検査場を通った時点で、あと10分切ってしまった。

 

出発ターミナルに行くには・・・なんとシャトルを途中で乗り換え・・・!?

そこにいた空港関係者のおじさんにどのくらいかかるのか?と聞くと、a few minutesって、嘘だろ!?

とにかく行くしかない、シャトルを二つ乗り継いで、そこから走る走る、体力のなさを痛感して、到着したのが、搭乗時間ギリギリ、間に合ったと思ったら、15分の遅延ってことで、無事ポートランドに乗り継げました。

私の中で、シカゴのオヘア空港を抜いて、シアトル空港が全米ワースト空港に躍り出た瞬間でした。

一時は、レンタカーとかで行くしかないのか?あるいは、シアトルに宿泊(=講習会に参加できない)など、悪いパターンを数パターン考えていたのですが、なんとかなりました。

 

さて、ポートランド国際空港が終着地ではありません。

ここから、講習会のあるホテルまで約30マイル(50㎞弱)。

タクシー乗り場に行って、運転手さんにここまで行ってくれる?ちなみに料金はどのくらい?って聞きましたが、メータ次第って言われて、それはごもっとも。

 

タクシーに乗って1時間強、ようやく到着したホテルは、まさにポツンと一軒家状態。

周りは山とブドウ畑のみ、タクシードライバーが、お前の目的地は家なのか?本当にホテルなのか?と疑心暗鬼になるのも頷けるようなところにありました。

まあ、まさに勉強だけしなさい的なシチュエーションです。(その割にはホテル代が超高額なんですね)

さて、講習会の始まりです。

 

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