紫野です。
3月10-11日に佐賀県で行われた第34回 喉頭科学会に参加しました。
COVID-19第6波の真っ只中でしたが、幸いにも現地開催されました。
当教室からは私のみの参加でした(群馬県からも私だけ??)。
午前の外来を終え、ガラガラの空港→ガラガラの飛行機→九州佐賀空港へ。
5年ぶりくらいに飛行機に乗りました。
翌日から学会に参加しました。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科のなかで「喉頭」を専門にするマニアの集団ですので、規模は控えめで会場は3部屋のみのため、あっという間に移動できます。いつもの顔ぶれのアットホームな学会です。
国立がんセンター東病院で研修したときに一緒だった先生と遭遇し、しばし近況報告。その後、声門下狭窄症をビデオラリンゴで内視鏡的に手術してカニューレ抜去できた症例をポスター発表しました。
喉頭狭窄症や横隔膜症の再狭窄防止、声門開大術の選択、プロボックス、痙攣性発声障害、性同一性障害の音声治療などがトピックでした。
いびきに対する舌下神経刺激の体内埋め込み装置を利用して後輪状咽頭筋に電極を挿入してペーシングすると声帯が開くという両側反回神経麻痺に対する動物実験・治療があり実現の可能性を感じました。
佐賀県はまんぼう解除されていましたが、人はいませんでした。
お店もあまりなかったですが、せっかくなので一人飲み。
佐賀県のソウルフード、ブラックモンブランはアイスがおいしいです。
最先端とはいかないまでも、喉頭科学の分野で標準的とされていることは群馬大学でも行えていることを感じました。
学会で勉強したことを患者さんの診療に生かすとともに、教室の若い先生たちに指導していきたいと思います。