◾️9月12日
学会2日目についてはシニア1年目の倉品にバトンタッチし、学会参加報告をさせていただきます。
まずは朝一番から永田先生の発表です。9時に会場へ着くと、なんと教授の姿が!深夜にやっと函館へ到着したとのことでした(涙)。 笠井先生とも合流し、永田先生の堂々たる発表を見てきました。家庭と臨床を両立させていて、いつもお忙しい中でも後輩の面倒も見てくださる永田先生には本当に頭が上がりません。
そして11時からは私自身の発表でした。研修医時代は院内での症例発表しかしたことがなかったので、周りのあきらかに上と思われる先生方に囲まれて緊張Maxガチガチです。
紫桃先生の学会報告を読んで予習しておいた、マイクの高さを調節し、事前に準備しておいたカンペを頼りながらもまずは7分間の発表を終え、3分間の質問タイム。フロアと座長の先生から何点か質問をいただきました。(事前にここまでは考えてきたのに、なんでここまでは思い至らなかったんだろう!)と思わされる質問もあり、発表症例に対する深い考察が不足していたことへの反省。また、緊張のあまり質問の意図をうまく汲み取れず、本来ならばちゃんと答えられるはずの質問にも的外れな回答をしてしまったりなどハプニングもありましたが、なんとか耳鼻科医人生最初の学会発表を終えることができました。
学会全体を通して、扁桃摘出術の後出血予防についてや、衝撃的な画像のポスター発表など、シニアにもわかりやすく興味深い発表が多くあり、大変勉強になった2日間でした。
帰りの新幹線までの待ち時間に、会場近くの港にある「摩周丸」という、青函連絡船記念館に行ってみました。かつて本当に走っていた船が港に係留され展示されています。
当時の客席も一部残されており、座ってみるとまるで本当に今も動く船に乗っているかのようでした。カモメの鳴き声くらいしか聞こえない静けさで、しばし発表の疲れを癒す時間が過ごせました。函館で時間が余った時はおすすめのスポットです。
⇧摩周丸の窓から見える函館山。海も陽の光が反射して綺麗でした。
あともう一つ、学会会場に函館の地酒試飲コーナーがあり、五稜乃蔵さんの黒いラベルと白いラベルの日本酒がとても美味しかったのでブログで紹介しようと公式画像を探したら、なんと白いラベルが3種類もある!!どれを試飲したのかわからず……。函館に行く機会がありましたらぜひみなさん飲んでみてください。私が見た時は通販に案外在庫がなく、重いしなぁと思って買ってこなかったことを少し後悔しました。
最後に、近松先生や内田先生をはじめ発表にご協力いただいた先生方、学会に快く送り出してくださった医局の皆様、同門会の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。