当教室の新しい論文が掲載されました。
内田美帆, 多田紘恵, 近松一朗. 免疫治療における栄養関連マーカーと予後との関係. 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 6(2): 81–90, 2026.
近年、再発や転移をした頭頸部癌に対する免疫治療が進歩していますが、その効果には個人差がありました。本研究では、通常の血液検査でわかる「栄養や炎症の状態を示すマーカー」に注目し、治療効果や予後との関係を解析しました。その結果、事前の血液データから算出した栄養状態の指標が良好な患者さんほど、生存期間が長くなることが明らかになりました。患者さんの身体に負担をかけることなく、簡便な血液検査だけで免疫治療の効果を予測できるため、今後のより適切な治療方針の決定に役立つと期待されています。


