(Part 1)
(Part 2)
2時間のフライト後、到着、荷物をピックアップして、外に出ると暖かい空気のなかを、爽やかな風が通り過ぎる。
やっぱりここは最高です。
と、そこへ「あと5分で到着します」とLINEが入る。
せっかく西海岸に来たので、1100マイル(1800キロ弱)程度しか離れていないサンディエゴは訪れないわけにはいきません。
教室の先生が留学中なのに、まだ一度もラボを訪れていないのは、ちょっとまずいですよね(笑)。
ということで、秀先生とアトランタ以来の再会。
そのままスーパーで買い物三昧して、夜はステーキを奮発。
彼は今年末に帰国予定なので、戻ってきてからの研究の方向性、科研費の申請などについて、いろいろお話をしました。
また現在の教室でやっている研究をどの大学院生がどう展開していくかについても、彼に私の考えているところを話し、それをどのように彼の仕事とリンクさせられるか?といったことを相談した次第です。
メールでのやりとりでは、なかなかニュアンスが通じないところもありますし、ちょうど良い機会でした。
また、現在作成中の多田先生の論文のデータ提示や考察についても、Discussionができて、これまた良い機会でした。
ステーキ完食後も、研究バカの二人は時間を忘れて話し込んでしまいました。
さて、翌日はサンディエゴと言えば、ここの朝食。
私のお気に入り「Richard Walker’s Pancake House」で、秀先生ご一家と朝食を取り、UCSDの彼のラボを訪ねました。
実験室の作りは、アメリカ中どこもそんなに変わりません。
16年前の自分の留学時代を思い出して、一人懐かしんでいました。
ラボのメンバーと少し談笑して(Bossは夏休み中で会えませんでしたが)、秀先生の部屋で再び研究談義に花が咲きます。
私が日本の免疫療法の実情を講釈し、彼が私にRNA-seq、CyTOFなどについて講釈して、気づけば14時過ぎ。
そこにさっきのラボのメンバーが通りかかって、「You guys, San DiegoのSunshineを浴びないで、こんなとこで何やってるの?」って、苦笑いしていました。
その後、Moores Cancer Center を出たのち、お隣に現在建築中の新しい施設、Center for Novel Therapeuticsを見学して(近々、秀先生のラボはこちらに移動とのことらしい)、ホテルに戻りました。
研究もその手法とともに、どんどん様変わりしていくことを改めて感じることができました。
アメリカのこういう施設を見学すると、アメリカのパワーを感じるとともに、これからの医療は、ゲノム、トランスクリプトーム、プロテオームなどのオミックス情報の網羅的解析がすごい速さで進み、それを基にしたオミックス医療が現実化していくのだと、肌で感じます。
時代の流れに置いていかれないように、遅れないように、頑張ろうと思った次第です。
また、病院や医学部なども観ましたが、こちらもスケールが違っていました。
教室の先生たちも、是非こういう施設をどんどん見学に行ってmotivationを上げていって欲しいですね。
さて、翌朝ホテルから(今回、Lyftとともに使えるようになった)Uberで空港へ、サンフランシスコで乗り換え、残暑真っ盛りの日本に帰国しました。
さて、まもなく9月です。学会シーズン、科研費申請シーズンと忙しくなります。
気合い入れていきます!