以下の論文が新規に掲載されました。
Hagiwara H, Takahashi H, Kawabata-Iwakawa R, Uchida M, Tada H, Matsuyama M, Motegi M, Tomidokoro Y, Chikamatsu K. Myofibroblast-Like CAFs in Metastatic Lymph Nodes Drive Tumor Stemness and Poor Prognosis in Head and Neck Cancer. Cancer Sci. 2026 Aug 20:10.1111/cas.70511.
頭頸部癌では、リンパ節転移の有無が患者さんの予後や治療効果に大きく関係します。本研究では、がん関連線維芽細胞(CAF)に着目し、同じ患者さんの原発巣と転移リンパ節から採取したCAFの性質を比較しました。
その結果、転移リンパ節のCAFは原発巣とは異なり、筋線維芽細胞に近い性質を持ち、がん細胞の幹細胞性を高めることが明らかになりました。また、こうしたCAFに特徴的な遺伝子発現は、頭頸部癌患者さんの予後不良とも関連していました。
本研究から、リンパ節転移では、がん細胞だけでなく周囲の微小環境も変化し、がんの悪性化や治療抵抗性を支えている可能性が示されました。将来的な治療標的や予後予測につながることが期待されます。
オープンアクセスです。詳しくは下記よりご覧下さい。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cas.70511


