新規論文が掲載されました。
Yurino Nagata, Masaomi Motegi, Kazuaki Chikamatsu. Quantitative Association Between Otorrhea Frequency and Sensorineural Hearing Risk in Pediatric Chronic Otitis Media. J. Clin. Med. 2026; 15(14), 5653.
https://www.mdpi.com/2077-0383/15/14/5653
本研究では、小児の慢性中耳炎および真珠腫性中耳炎患者を対象に、耳漏の回数と術後の骨伝導閾値の変化を定量的に分析しました。その結果、耳漏が5回以上認められる症例において、臨床的に有意な感音性難聴(10dB以上の低下)を来すリスクが高いことが明らかになりました。
本知見は、手術適応の判断が難しい小児慢性中耳炎において、「耳漏回数」という簡便な指標が内耳損傷を防ぐための重要なレッドフラッグになることを示唆しています。


