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お知らせ

学会参加記 AHNS2026@Boston 内田医師編

Hello, everyone! 内田です。

このたび、人生で初めての国際学会に参加してきました。

高校生の頃にホームステイでボストンを訪れたことがあり、その思い出の地で開催されるAHNS国際学会の存在を近松先生に教えていただいたことをきっかけに、自ら立候補して発表する機会をいただきました。

AHNSは世界各国から参加者が集まる頭頸部癌領域の大規模な国際学会で、口演発表は600題以上、ポスター発表も400題以上に及びます。このような大規模な学会で発表するのは初めてで、とても緊張していました。

そして今回もう一つの挑戦が、一人での海外渡航でした。教授からは「慣れているでしょう」と言われていましたが、実は一人で海外へ行くのは今回が初めてです。

さて、無事にボストンへたどり着けるでしょうか…!?

 

■1日目

羽田からシカゴ経由でボストンへ向かいました。シカゴで早速予期せぬ事態が起こりました。

入国審査後に突然、強面のスタッフに別室へ案内されたのです。パスポートを預けたまま約10分待機。「何かあったのか」と不安になりましたが、特に質問も説明もなく、そのまま解放されました。女子一人旅はやはり良くないのでしょうか…。

その後は無事にボストンへ到着。移動時間は約16時間、時差は13時間です。時差ボケを少しでも早く解消しようと、そのまま学会場へ向かい、ポスターを掲示して会場周辺を散策し、1日目を終えました。

■2日目

終日学会に参加しました。Google翻訳も活用しながら講演を聴講しました。

特に印象的だったのは、再発・転移頭頸部癌に対するペンブロリズマブ皮下注製剤です。アメリカではすでに実用化されており、点滴静注と比べて投与時間が大幅に短縮され、患者さん・医療者双方の負担軽減が期待されていました。日本でも承認に向けた準備が進んでいるようです。

また、ctDNA(循環腫瘍DNA)による再発リスク評価や、術後ドレーン排液を用いた再発予測など、次世代の診断・治療に関する発表も多く、大変刺激を受けました。

夜は高橋秀行先生、夕方にようやく辿り着いた近松先生(近松先生に起きたイベントは近松先生のブログ参照!!)とともに「LEGAL SEA FOODS」でロブスターやクラムチャウダーを堪能しました。海辺の景色も美しく、ボストンらしい時間を過ごすことができました。

 

■3日目

朝のセッションを聴講した後、以前から訪れたかったボストン美術館へ行きました。

私の好きなルノワール、モネ、ベラスケスをはじめ数多くの名画を鑑賞し、気付けば4時間も滞在していました。

その後はシンフォニーホールにも立ち寄りましたが、この時期ボストン交響楽団はタングルウッド公演中で、演奏会はありませんでした。

夕方には高橋先生の口演発表があり、世界各国の研究者を前に堂々と発表される姿がとても印象的でした。

続いて私のポスター発表です。数名の先生方から質問をいただき、拙い英語ではありましたが、ポスターを示しながら何とか対応することができ、無事に発表を終えることができました。

夜は現代美術館で開催された学会懇親会に参加し、日本各地の先生方とも交流する貴重な機会となりました。

■4日目

この日も学会でいくつかのセッションを聴講し、午後はボストン市内を散策しました。

本来はレッドソックスの試合を観戦する予定でしたが、大雨のため中止となり、その代わりに3人でブラジルステーキを楽しみました。

  

■5日目

帰国の日です。

空港では手荷物預けの際、「危険物は入っていますか?」という質問に、思わず元気よく「Yes!」と答えてしまい、恐ろしい形相となったグランドスタッフに慌てて訂正するという小さなハプニングもありました(本来はNoと言うべきところを…)。

帰りもシカゴ経由にしましたが、シカゴ到着が約20分遅れ、羽田行き便の搭乗終了まで残り約10分。空港内を全力で走り、何とか乗り継ぎに成功しました。方向感覚には自信がありますが、この時ほど役に立ったことはありません。

無事に羽田へ到着し、深夜に帰宅。そして翌日からは通常通り仕事でした。

 

■最後に

今回の国際学会では、自身の研究を発表できただけでなく、世界の最新の研究や治療に触れ、多くの刺激を受けました。また、一人で海外へ渡航したことで、英語力だけでなく、さまざまな場面での対応力も身についたように感じています。

初めて尽くしの学会でしたが、とても有意義で貴重な経験となりました。この経験を今後の研究・診療に生かしていきたいと思います。

最後に、本学会への参加をご支援くださった医局の先生方、ならびに同門の先生方に心より御礼申し上げます。

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